正中離開・すきっ歯の矯正
Sukippa
歯の間にすき間がある~正中離開・すきっ歯~
「正中離開(せいちゅうりかい)」とは、歯と歯の間にすき間がある状態のことで、「空隙歯列(くうげきしれつ)」や「すきっ歯」ともいわれます。こちらのページでは矯正歯科専門の医院「石原矯正歯科」が、正中離開の矯正治療についてご説明します。
正中離開の原因
先天的な要因としては、「上唇小帯(じょうしんしょうたい)」といわれる、上の前歯の中央部分から唇につながるヒダ状の粘膜が肥大し、前歯の間にすき間を引き起こすことがあります。また、通常の本数より多く存在する過剰歯が前歯の間に埋まっていたり、生まれつき永久歯の本数が少なかったり、通常よりも歯が小さかったりすることが原因の場合もあります。
後天的な要因としては、舌で前歯を押し出す癖による顎の広がり、また下顎の成長に比べて上顎の成長が不十分な場合などに起こります。
正中離開のリスク
まずは見た目の問題があります。また、発声のときに息漏れが起こって、正しい発音がしにくくなることもあります。
治療開始の最適な時期
乳歯の部分的なすき間は、永久歯への生え替わりによって自然と目立たなくなることもあります。改善が期待できない場合は、成長期に治療することをおすすめします。永久歯に生え替わった状態ですき間が多い、または永久歯の不足によって発生しているすき間は、永久歯が生えそろってから治療を開始します。
治療については、ブリッジやインプラントなどの人工の歯を使う方法なども検討する場合があります。すきっ歯の原因はさまざまであるため、適切な治療時期と治療方法を調べるため、お早めに当院までご相談ください。
正中離開の矯正についてよくある質問
Q1.歯の真ん中にあるすき間を治すには、どれくらいの期間が必要ですか?
A1. 歯の状態にもよりますが、ほとんどの場合6ヶ月くらいで治療できます。
Q2.前歯のとなりの歯が、ほかの人より細いように感じます。治療が必要でしょうか?
A2. 「矮小歯(わいしょうし)」といって先天的なもので、比較的よくみられる症状です。矯正によって歯の形そのものを変えることはできませんが、左右対称の歯ならびに整えることで目立たなくすることができます。